どもくとや翻訳記録

外国語ニュースの翻訳記録

Wikipedia記事翻訳1「ウラン・ザラー」2019.11.10

元記事はこちら。

ru.wikipedia.org

-------------

 ウラン・ザラー(カルムイク語:ウラン・ザラーは『赤い房』)は赤い糸からできた大きくない房もしくはポンポンで、カルムイク人の民族衣装の男性用帽子の要素である。ウラン・ザラーは、他のモンゴル系の人々と区別するカルムイク人民族的特徴の印である。

 

▽歴史

 1427年に、カルムイク人のタイシ(族長)トゴンは「ウラン・ザラー」を他のモンゴルの人々とオイラート人を区別する印として導入する勅令を出した。ウラン・ザラーはオイラート人の間に普及し、「ウラン・ザラタ・ウールド(赤房付きのオイラート人)」と自称するようになったオイラート人の民族的アイデンティティの表象になった。1822年にカルムイク人のノヨン(封建領主)とザイサグ(長老)によるゼンゼリスコエ会議において、カルムイク人に帽子にウラン・ザラーを縫い付ける義務を規定した。

 この言葉に「カルムイク」と同様の意味の民族名の意味が充てられ、「ウラン・ザラタ・ウールド」という表現は保存され、そして同様に「ウラン・ザラタ・ハリムグード(赤房付きのカルムイク人)」と自称するようになったカルムイク人へとこの表現は移った。

 現在、ウラン・ザラーは男性用民族衣装の帽子の要素の外に、お守りとして使用され、自動車のアンテナ、鏡の裏側、女性用バッグに結び付けられたり、家の祭壇に置かれたりする。仏教僧によるその神聖化は、ウラン・ザラーの現代的使用の最も重要な要素である。

 

▽その他

・ウラン・ザラーはカルムイク共和国の紋章の基本的要素である。

・ウラン・ザラーはカルムイク共和国の現在の国歌の中にみられる。

・ウラン・ザラーに敬意を表し、エリスタ市※の通りの名前として名づけられた。(※訳者註:カルムイク共和国の首都)

 

▽引用

Виртуальный тур

カルムイク人の踊り

www.youtube.com

・Помнить Нельзя Забыть, стр. 7(PDFファイル。元記事参照)