どもくとや翻訳記録

外国語ニュースの翻訳記録

【ロシア語/2020-07-01】サハ議会、プーチン大統領に「国家を構成する民族」についての改正を却下するよう請願

2020年7月1日に行われたプーチン大統領によるロシア憲法改正に対する反対の記事です。

元記事はこちら

www.instagram.com

 

 サハ議会はプーチン大統領に「国家を構成する民族」についての改正を却下するように請願した。

 

 サハ(サハ共和国)議会は、ロシア連邦憲法改正の提案に関する懸念を、ロシア連邦大統領ヴラジーミル・プーチンと国家院の議員に表明した。 その表明で、サハ議会の幹部会員は、ロシア民族を国家構成民族と認める改正は、非常に危険で無責任な社会実験であり、ロシア国民を一つの支配的民族とその他のマイノリティに分けてしまうことに言及した。

 

 「この改正はロシア国民の平等と同権を犯し、社会と民族間関係に分裂をもたらし、ロシア連邦の国家基盤を破壊する危険なメカニズムとなり、事実上『時限式の地雷』となる」⠀と、表明の作成者たちは言及した。

 

 国家を構成する民族と他の民族を分類することは、ロシアの民族の大部分がバラバラではなく自身の土地で暮らす以上、連邦レベルでも地域レベルでも不適切だ。 「国家を構成する民族」という理解は、地域に一つの民族という状態を導入してしまうリスクを生み、パンドラの箱を開ける。

 

 今までは、自民族、独自の政治、自身の言語を伴う様々な領土が一つの強大な国家を形成するということが憲法に記載されていた。 各構成主体は、地方、州、共和国に分かれていても平等な権利と義務を持つ。  「国家を構成する国民」という概念が導入されることで、国家の働きの原理は変わる――これはもはや独立構成主体の連合ではなく、地域が集まった民族(※国家?)である。 連邦形成の意義そのものが衰え、ソ連時代やロシア帝政期にさえ考慮されていた様々な地域の特性への考慮を拒否する事態が発生する。



動画は宣伝アカウント @zolotnik_ykt より抜粋